

増田ヒロ 整体院 たぬきの手オーナー
一挙 4話 その4
スクールに通っていた頃、友人から施術依頼。
50代後半、主訴は腕が上がらない。後ろに手が行かない。働き者で明るい性格の彼女が少し暗い顔。基本手技+肩のオプション。話も盛り上がり、結果は?
大成功!腕が耳の前まで上がり、後ろに手を回すと、後2,3㎝で指先がつきそう!とても喜んでもらえた。
その後は20歳の御嬢さんを施術。やっている傍から、「気持ちいい。」を連発してくれた。
お茶とお菓子をごちそうに。その後お米・野菜・お菓子を持ってきて下さった。その時の彼女の笑顔が素敵で忘れられない。
一挙 4話 その3
身内の施術は難しいとよく聞きます。確かにこちらの言っていることはほとんどきかないし、
ドタキャンは数回…。これにはさすが私でもがまんができず、怒った。数十年ぶりの兄弟喧嘩!
兄は年に何回も筋膜性のぎっくり腰をおこし、整形外科・整体・鍼に通院。この日もぎっくり腰をおこし、全身ガチガチで現れた。元気に帰宅させたい思いで、必死で施術。
翌日、電話が鳴り驚いた。「ヒロのお蔭で今朝は快調!で、ウェートトレーニングやって来たら、また腰やっちゃったよ‼」昨日、無理をしないように注意したのに、身内とはこんなものなんですね。出張整体に行ってきました。でも、このやんちゃな兄が今は一番私の施術のファンに。スクール生時代から、確実に2週間に1回の割でメンテナンス。20回近く利用してくれている。そして、宣伝をしてくれる。
施術料金も毎回封筒でいただき、旅行のお土産まで。時には、行列してまでその土地の名物を。子供の部屋を安く貸してくれている。そして、たくさんの話ができる。いろいろとありましたが、その後はぎっくり腰にならず、週に3回のトレーニングが続けられている。
一挙 4話 その2
今年のお正月のことでした。友人の50代前半のかたから施術依頼のメール。自分の脚に痛みを抱えていたこと、そして休暇ということもあり、主人に相談。
「せっかくあなたを頼っているのだから行ってさしあげなさい。」
訪ねてみると右肘に湿布とサポーター、車の運転もしんどいし、動かすと痛み、明日からは仕事があるのでどうにかして欲しいとの依頼。休暇中に痛むようになったと、つらそう。
できうる限りのことをして痛みをとって差し上げたいと思いました。まず、12月の体幹セミナーで習得したクイックモーションを右の上腕部と前腕部に。
「痛みがなくなった!本当にない‼」
私もこれには驚きましたが、今度は「左肩が痛くなった!」これにも驚きましたが、授業で習ったので、慌てずに対処。「その痛みは最初からあったのよ。右肘の痛みのほうが強くて自覚することができなかったのよ。これから左肩の痛みもとるからね、大丈夫‼」
それから体幹セミナーで習得したことを。油を馴染ませるようにゆっくりと行い、次に股関節のオプション。順番は逆になってしまったが、最後に基本手技を丁寧に行い終了。「アー、楽になった。お蔭で痛みもなくなった。ありがとう。」素敵な笑顔でケーキとコーヒーをふるまってくださいました。
それから1か月余りたってから、彼女から依頼の電話。
「お正月はありがとう。無理言って悪かったね。あなたのお蔭で娘の引っ越しもできたし、新潟の実家の雪かきにも行って来れたの。娘もお願いしたいわ。長持ちして本当に楽になるんだから。本当にすごいね。これからもよろしくね。」
そして、彼女手作りのクリームフルーツあんみつをごちそうになりました。おいしかった‼
何よりも彼女の言葉がうれしかった。人様の役に立ちたくて、治療後の笑顔が見たくて整体師になった。私の整体が輪を描いて、笑顔を広げていった。最高!認めてもらえた! うれしい‼
一挙 4話 その1
昨年8月の卒業したばかりの頃です。その方は、肩こりと不眠症で来られました。
施術しながら毎日の仕事のこと、家庭のことなどをいろいろお話をしてくださいました。
施術もやりやすく、その方の生き方・考え方・お人柄がわかると、尚更何とかして差し上げたいという気持ちで満たされました。相手は細身の女性でとてもお優しいお人柄。
「まずは、肩の力を抜いて。」心地よい圧を入れ、相手の体に私自身の圧を受け入れていただく。施術中は何回か「Aさん、大丈夫ですか。」「痛くないですか。」「少し強めに押しますよ、大丈夫ですか。」と、お声掛け。今、私の目の前にいるこの方が「一番大切な人」。
「施術」と言っても卒業したてでしたので、「指針整体基本手技」をAさんのおからだに合わせて真心込めて行うことが精一杯。顔にこそ汗はかきませんでしたが、緊張で脇の下がグッショリ!
施術後、「とても気持ちよく受けることができました。肩も楽になりました。どこで学ばれたのですか。」喜んで下さり、手技にまでご興味をもってくださいました。料金とお土産にロールケーキまでいただきました。
お客様の晴れ晴れとした「素敵な笑顔」と、「ありがとう」の言葉。私自身最高の喜びとなり、仕事を成し遂げた達成感。有難いことに翌朝8時過ぎにAさんからメール。
「昨日は有難うございます。久しぶりに朝4時までぐっすり寝ることができました。横になっても、首が張って何度も目が覚めていたのに久しぶりに寝かせてもらいました。今朝、顔が違っていました。またお願いいたします。ありがとうございます。」
今この時にできる返信:
「Aさん、素敵な感謝のメールをいただいた時、私は少女のように顔が紅潮し、どんなにか全身の細胞がざわざわと動いたことでしょう。私こそあなたににどんなにか勇気づけられ、
私でなければできない施術を心がけて行こうと決心したことでしょう…。お役にたてて嬉しいです。ロールケーキごちそうさま。最高においしかった!」
Aさんは睡眠導入剤を服用されても寝付くことができない日々を送られていたそうです。
増田ヒロ 整体院 たぬきの手オーナー